日本が誇る名車のひとつであるハイエースは、中古市場でかなり特殊な部類に入る車で、個人用だけではなくビジネス用にも多く使用されています。日本国内での需要も多いですが、国外からの需要も多く、基本的に車の年式が10年を超えてしまうと、買取額がつきませんが、ハイエースの場合は100万円近い買取額がつくこともあります。日本国内では自分の趣味に合わせて利用したり、キャンピングカーに改造する人も多いのがハイエースの人気の理由です。もともとは商用をメインとして作られているので、モデルチェンジまでの期間が長く、カスタムのためのパーツも豊富に揃っています。
それ以上に日本国外での需要の方が高く、基本的にどこの国でも人気がありますが、特に人気なのは発展途上国です。発展途上国で車は一生に一度の買い物であり、頑丈な作りの日本車は異常なほどの評判の良さとなっています。定期的なメンテナンスさえ怠らなければ、何十万キロも走ることができます。海外で人気のハイエースは、下手をすると新車での購入価格よりも高い値がつく場合もあるので、買取されたものの多くが輸出に回されています。
また、車の寿命にかかわる走行距離は、売却するときの大事なポイントとなりますが、ハイエースでは走行距離はそこまで問題にはなりません。多少の減額には響きますが一般車程ではなく、分かれ目となる10万キロを超えていても、一気に査定額が下がることも少ないです。