中古車業界では対象の車種がどれほどの金額で取引が行われているのかを示す目安となる相場があり、その金額から走行距離や経年劣化などを加味した金額で売買が行われているのが一般的です。そのため、トラックを買取してもらう際には闇雲に契約するのではなく、あらかじめ確認しておいた相場と照らし合わせて適正な価格なのかを確認するのがおすすめです。相場は査定員などのスタッフに尋ねるほか、中古車の見積もりサイトなどで車種や年式、走行距離などを入力すれば、同条件の平均的な金額を知ることが可能です。商売の世界では安く仕入れて高くって利益を上げるのが常套手段で、査定を依頼した際には相場よりもやや低めの金額が出されて驚くケースも少なくありません。
しかし、そこには大半のケースで悪意はなく、ここから商売の駆け引きが始まります。提示されたトラックの査定額で必ずしも契約しなければならない訳ではなく、納得できなければそこで止めても、他社に相見積もりをして最も条件の良い買取先を選んでも構いません。そこで対象のトラックの相場を把握していれば、少なくとも同額か上乗せした価格で無ければ買取は申し込まないと迫れば、より良い条件を引き出すことができます。あるいは会社の運転資金を得るために現金化したい、結婚や進学、引っ越しなどのライフイベントがあるため費用が必要など事情を話せば、温情で査定額にプラスアルファのサービスをしてくれる場合があるのも人情です。